リッチテキスト形式で作成したメールのフォントは簡単に変更できない
前回Outlookメールを作成するExcelVBAコードでリッチテキスト形式のメールを作成するコードを紹介しましたが、リッチテキスト形式の場合、HTML形式と異なり簡単にフォントを変更することができません。
今回はリッチテキスト形式のメールのフォントを変更するVBAコードを考えてみました。
×リッチテキストメール作成→フォント設定、○HTML形式メール作成→フォント設定→リッチテキスト形式に変更
リッチテキストで作成したメールはVBAで簡単にフォントを変更することができません。
そこでHTML形式でメールを作成してフォント設定を済ませてから、リッチテキスト形式に変更するという手順でメールを作成し、フォントを設定することにしました。
この手順を使えばフォントを設定したリッチテキスト形式のメールがExcelVBAで作成できます。
（おそらくOutlookのVBAを使っても同様に作成できると思いますが、今回はExcelVBAでのみ検証しています。）
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リッチテキスト形式でフォント設定したメールを作成するVBAコード
以下の画像のようにワークシート上に必要な情報を記入しておきます。
以下のようなコードにすることでフォントサイズを指定した状態でOutlookのメールを作成することができます。
手順としては①HTMLでメール作成→②フォントサイズの指定→③リッチテキスト形式に変更する流れになっています。
Sub Outlookを起動してメール作成4()
Dim oApp As New Outlook.Application
Dim oItem As Outlook.MailItem
Dim i As Integer
Dim WSH As Variant
Set WSH = CreateObject(“Wscript.Shell”)
Dim DesktopPath As String
DesktopPath = WSH.SpecialFolders(“Desktop”) ’デスクトップのパスを取得します。
i = 2
Do Until Cells(i, 1) = “” ’セルの1列目が空欄になるまで繰り返します
Set oItem = oApp.CreateItem(olMailItem)
oItem.To = Cells(i, 1) ’宛先は氏名を入れて「名前の確認」をクリックすることでアドレス一覧から選択できます。
oItem.CC = Cells(i, 2)
oItem.BCC = Cells(i, 3)
oItem.Subject = Cells(i, 4)
oItem.BodyFormat = olFormatHTML ’HTML形式で本文を作成する
oItem.HTMLBody = “<font size=2.5>” & Cells(i, 1) & “様” & “<br />” & “<br />” & _
“いつもお世話になっております。” & “<br />” & Replace(Cells(i, 5), vbLf, “<br />”) & “<br />” & “<br />” & “</font>”
’1行目に宛先の名前を持ってきて「様」をつけます。
’フォントサイズを指定して本文を作成します
If Cells(i, 6) <> “” Then ’添付ファイルが記載されているなら
oItem.Attachments.Add DesktopPath & “” & Cells(i, 6) ’ファイルを添付します
End If
oItem.DeferredDeliveryTime = Year(Cells(i, 7)) & “/” & Month(Cells(i, 7)) & “/” & Day(Cells(i, 7)) & ” ” & _
Hour(Cells(i, 8)) & “:” & Minute(Cells(i, 8)) & “:” & Second(Cells(i, 8))
oItem.SendUsingAccount = Session.Accounts(Cells(i, 9).Text) ’セルの値は「.Text」にしないと型が一致しない
oItem.Display
oItem.BodyFormat = olFormatRichText ’リッチテキスト形式に変更する
i = i + 1
Loop
End Sub
Dim oApp As New Outlook.Application
Dim oItem As Outlook.MailItem
Dim i As Integer
Dim WSH As Variant
Set WSH = CreateObject(“Wscript.Shell”)
Dim DesktopPath As String
DesktopPath = WSH.SpecialFolders(“Desktop”) ’デスクトップのパスを取得します。
i = 2
Do Until Cells(i, 1) = “” ’セルの1列目が空欄になるまで繰り返します
Set oItem = oApp.CreateItem(olMailItem)
oItem.To = Cells(i, 1) ’宛先は氏名を入れて「名前の確認」をクリックすることでアドレス一覧から選択できます。
oItem.CC = Cells(i, 2)
oItem.BCC = Cells(i, 3)
oItem.Subject = Cells(i, 4)
oItem.BodyFormat = olFormatHTML ’HTML形式で本文を作成する
oItem.HTMLBody = “<font size=2.5>” & Cells(i, 1) & “様” & “<br />” & “<br />” & _
“いつもお世話になっております。” & “<br />” & Replace(Cells(i, 5), vbLf, “<br />”) & “<br />” & “<br />” & “</font>”
’1行目に宛先の名前を持ってきて「様」をつけます。
’フォントサイズを指定して本文を作成します
If Cells(i, 6) <> “” Then ’添付ファイルが記載されているなら
oItem.Attachments.Add DesktopPath & “” & Cells(i, 6) ’ファイルを添付します
End If
oItem.DeferredDeliveryTime = Year(Cells(i, 7)) & “/” & Month(Cells(i, 7)) & “/” & Day(Cells(i, 7)) & ” ” & _
Hour(Cells(i, 8)) & “:” & Minute(Cells(i, 8)) & “:” & Second(Cells(i, 8))
oItem.SendUsingAccount = Session.Accounts(Cells(i, 9).Text) ’セルの値は「.Text」にしないと型が一致しない
oItem.Display
oItem.BodyFormat = olFormatRichText ’リッチテキスト形式に変更する
i = i + 1
Loop
End Sub
フォントサイズの設定ではHTMLで”<font size=2.5>”とすれば私のPCの環境では10ポイントでメールが作成されます。
PCの環境でサイズが変わるようなので、数字は調整してください。
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