VBA(マクロ)に詳しくない人にも使ってもらうファイルの作成
VBA(マクロ)で作成したコードを自分だけで使う場合は良いのですが、多くの人に使用してもらう場合、通常のマクロの実行方法は操作が煩雑で抵抗を感じる方が多いようです。
私の経験上、あまり詳しくない方にもVBA(マクロ)を使用してもらう一番の方法は、エクセルのシート上にボタンを作成し、その作成したボタンをクリックしてマクロを実行できるようにすることでした。
今回はクリックすることでVBA(マクロ)を実行できるボタンの作成方法についてお伝えします。
VBA(マクロ)実行ボタンの作成方法
①ボタンの作成
1.VBA(マクロ)を実行するファイルを開いた状態で、「挿入」→「図形」の中から四角の図形を選択します。
2.左クリックを押しながらマウスを動かして作成する図形の大きさを決めます。大きさは後で調整できるので、とりあえずは適当な大きさにしておいても大丈夫です。
②VBA(マクロ)の登録
1.作成した図形を選択し、右クリックして一覧の中から「マクロの登録」を選択します。
2.開かれているファイルの中に登録されているVBA(マクロ)の一覧が表示されるので、選択して「OK」をクリックします。
以上の手順でVBA(マクロ)をボタンクリックで実行できるようになります。
ボタンの色を替えて区別したり、テキストを記入して実行するVBA(マクロ)を区別しやすくすることも可能です。
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ボタンクリックで実行できるマクロの注意点
VBA(マクロ)のファイルと対象とするファイルが別で「開発タブ」→「マクロ」から実行する場合においては、対象のファイルを画面に表示させて実行させることが可能です。しかしボタンでVBA(マクロ)を実行する場合は、ボタンをクリックする必要があるため、ボタンを表示させておかなければなりません。そのため、VBA(マクロ)が含まれているファイルとマクロを実行するファイルが別の場合においては、ファイルの切り替えや選択などのコードをVBA(マクロ)に追加しておく必要があります。
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